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WABI SAVIE QUEBEC

2013 / 04
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撮るという行為

2013/04/30(Tue) 18:55
朝早くにケベック行きのバスに乗り込むと時に素晴らしい風景に出会う
先々週、ちょうどモントリオールから Sainte-Hélène島に渡ったあたりに目にした
誰もいない朝焼けの朝もやに浮かぶ遊園地のジェットコースターの線
それはたまたま通りがかりに撮れるというものではない風景でもあった
一年のうち数日だけその時間にしかとれない、もしくは二度と訪れない、そういう貴重な瞬間

私の父は写真を生業として暮らしていた
函館市の観光ポスターを撮っていた頃
日曜日の朝には
「おう、撮影に行くぞ」と誘われたものだった
いざ行くと道路に伏せたり、だれの家かもわからないようなところをよじ登ったりして
アングルを探して撮っている父をみてなんだか恥ずかしく思ったりしたこともある
知り合いに出会ったり全然知らない人とも信じられないくらい長い立ち話に付き合わされたりして
そして私も年をとり、だんだん一緒に行かなくなってしまった気がする
それでも私は父の目を通して発見した函館のスポットが沢山あり
撮影の思い出とともに未だに思い出す
丹頂鶴をとりに釧路へよく出かけていたこともある
汽船会社のカレンダーの仕事を引き受けた頃はその会社の方と一緒に
一週間位出かけっぱなしだったような気もする
というわけで元気な頃の父が家にいることは非常に少なかった
がそれを寂しいと思ったことは殆ど無い
疲れていたとは思うけれど父は楽しそうに仕事していたと私は記憶している

今のようにデジタルカメラとは違い
フィルムを現像するまで何が撮れたかはわからない時代
時間と経験と勘と反省とすべて総動員して良い写真が撮れるかどうか
それは毎回半信半疑だったのだろうか?
暗室の匂いが染み込んだ父のジャケット
ポケットにはいつもなにかしらフィルムが入っていた
うちの家族にはどこかそんな父の日常が感染していて
なんとなく「何かを撮りたい」という得体のしれないモチベーションがある

切り撮るという行為は一期一会

自分の足で撮りたいものを撮りに出かける
そんな気持ちで久々に撮りたいと思った






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弊害

2013/04/27(Sat) 20:35
先週モントリオールでスマートフォンを使ってテキストをしている最中に
地下鉄の車両の間に落ちて挟まれたまま地下鉄が発車
引きずられて死亡という痛ましい事故が起きた

また野蛮も先週交通事故を目の当たりにしたのだがそれも
電話画面に夢中になって信号を無視して横断していた若い女性が
やってきた車に轢かれた

確かにかわいそうです、こんな死に方されたら・・・
どこか規制しないとこれからもっと増えるに違いない携帯電話死
携帯中毒症状はネット中毒より危険?

地下鉄はよく止って利用者の足止めをしているが
その半分以上が電話や物が線路に落ちたせいだという話も聞いた

街を歩いていても電話を凝視してる人
カップルで一緒にいてお互い電話を見つめている二人
スマートフォンを作った人々は多分もっと壮大な夢を持っていたと思うが
それに反して人々は間違った使い方をしてるように思える

便利な世界ができてきたようにみえるけど
こんな電話の出現で人間はどんどん退化している気がする
人類自身はもう進化することはないので
便利な機械に頼ることで自分が進化している気がしているだけ

できるだけ効率的に便利な機能を駆使して
スマートな使い方をしたいと切実に思う


徒然草 コメント:5 トラックバック:0

騎手と馬

2013/04/24(Wed) 22:13
ケベックの仕事は短期決戦型
毎回ものすごい勢いで働いているが今回は燃え尽きるんじゃないかと思ったくらい

というのも私が行く日に集中してスケジュールを組んでいるし
そのときは二人揃ってデザインに徹することになっているので
水を飲んだりちょっと気を抜けたのは
コンピューター上の図面をセーブしている数秒間の合間くらいというくらい
かなり密度が濃い内容でお昼も打ち合せ件食べたものも必要だから食べるエサ感覚
朝9時半から夜18時半くらいまでお昼を覗いてこんな感じだった

私が図面を描いていてそれを彼が画面みながら
あーだこーだいうという展開で
日の終りにはスクリーンが指の後だらけ

以前から感じてはいたが私たちの作業は
なんだか競馬の騎手と馬のコンビみたいな気がしてくる
彼が騎手で私が馬
彼は速く仕事をするのが得意
一か八かほぼ最初のコンセプトで進めるしかない状態となる
だから最初の一歩を踏み間違えられない
このあたりから競馬度がやたら上がる
そこから先は彼の作戦を聞きつつスピードをあげるのは私にかかっている
最後は本当に競馬の「あの」感じだ
コンセプトから図面に移動して次から次へと描いた

随分一気に進んだけれど、この方法がベストとは言い難い
デザインは一日二日寝かせておいてから再度見直したほうがいいことも多い
気がつけば目もかなり酷使されている
やはりこの方法で共同でずっと仕事をするのには限界があることを再確認

モントリオールの仕事場は時間がそれなりにマイルドに流れて
それが今日はありがたい

徒然草 コメント:0 トラックバック:0

être astucieuse

2013/04/16(Tue) 11:51
astucieux つまり clever
賢くあること

これは最近私のお気に入りのフランス語
発音が面白くてなんとか覚えようとしていたらなんだかツボに入った
私は女なので女性名詞にして

être astucieuse

賢いというよりどっちかというと
隠し技をもっている人のことを指す

先日図書館で借りた本には
そういうトリックがかなり書いてあってかなりエクサイティング
自然とastucieuseになった気分

先日野蛮人が洗濯をしてくれたのだが
私の買ったばかりのグレーのパンツを乾燥機に入れてしまった
家に帰るとものすごく申し訳なさそうに
「君のズボン、縮んじゃったみたいなんだけど・・・試しにはいてくれる?」

あら~、80%に縮んでる!

野蛮人は平に誤って買い物嫌いなのに
一緒に買い物に行って弁償するといってる
それはそれでおいしい話だが

この間読んだ本に書いてあったのだ

「縮んだ服を髪用のリンスで洗うと元に戻る」って・・・

で試したところ・・・

きっちり元に戻りました!
コットン90%スパンデックス10%の素材かな?

同時にこの冬洗ってしまったウール100%のセーターも挑戦したけど
こちらはさすがに無理

野蛮人はほっとして安心してひとこと

「もし君が更にAstucieuseだったらもう一本買ってもらってからこの方法で洗うべきだったのにね」

しゅ、修行が足りない!


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信頼感

2013/04/12(Fri) 21:37
先日行った友人の50歳の誕生日パーティ
ケータリングを彼女の家に呼んでサプライズのパーティ
彼女の家族も混ざって楽しい誕生会だった
彼女はレズビアンだ
その夜のゲストは80%がゲイの友達
Visibleマイノリティのアジア人の私と、
Invisibleマイノリティの彼らはとても気が合う
彼らの多くは繊細でその加減がアジア人の私にはちょうど心地よい繊細さなのだと思う
それは電話をガチャ切りできないことだったり
日常のちょっとしたことに潜む小さいこだわりに潜んでいる

そんな中でケータリングのシェフはヴェトナム人
年齢は多分50代中盤もしかしてもっと歳をとっているかもしれない
初めて会ったのだけれど彼はいきなり私をいとこ扱い
彼がアジアの料理について哲学的に話している時に
突然私にふられた言葉「君にはわかるでしょう?」
確かに、わかります・・・・
そうだ、このアジア人同士の信頼感
この「君にはわかるでしょう?」感
多少違うんだけどどこか深い所で分かち合える価値観
宗教的倫理的哲学的?
もちろんその人それぞれに細かいことまでいくと全く違うけれど
大きな流れはどこか共通している
同じ穀物を食べていると同じような価値観が生まれるのであろうか?
(これがインドになるとまったく変わってしまうと思うのだけれど・・)

やはり自分もアジア人が相手だとどこかほっとしている部分がある
が、逆に日本人だともっと警戒し緊張しているかもしれない

そのシェフはその夜とても素敵な料理を作ってくれた
ココナツミルクで仕上げたサーモンのパピヨット
ひとくち食べて新しい味であるとともに懐かしいような心まで染み入るおいしさ
お米だってタイ米みたいな感じだし味付けだって醤油じゃない
でもまるで親戚の家にいってご飯を食べているみたいな親近感
おいしいというひとことでは言い表せない幸せな味
持ち帰りにしてくれたしいたけのご飯を翌朝食べたらこれがまた優しい味で
泣きそうになった
ああいう味を作り出せるのって素敵だなと思う
みんなを幸せにする味
ヴェトナム戦争下を生きてここまでたどり着いた彼の人生から生まれる味

シェフもその夜の雰囲気にすっかり馴染んでいて
「私も友達の家に遊びに来た気分でした」といっていた
彼もまたゲイの彼らとかなり気があったのだと思う

みんなでまた一緒に彼のレストランに行くことを約束してお開き

ただし
準備中のシェフにみんなが一杯ワインを勧めた時彼がひとこと
「いや、アジア人は飲みませんから」

あ~、それは、全然納得できない!








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堂々巡り

2013/04/08(Mon) 08:12
うちに転がっていたJohn Wayne主演
「The Searchers」 を観る

監督はJohn Fordだ

うちにはウェスタン症候群みたいなのがあって
ときどきウェスタンフィルムを観る機会がある

西部劇はハードボイルドだ
フランス映画を観た後の
疑問を投げかけられて
その後は私たちが考えさせられるのとはちょっとちがう
要は話がわかりやすくざっくりすっきりしている
その裏には複雑な気持ちや背景があるがそれをわざわざ語らない

今回気になったこと
それはロケがモニュメントバレーで行われていて
話が進行して一行が遠征することになるのだが
進んでも進んでも背景はモニュメントバレー
これでは
堂々巡りだ

もちろんその撮りかたは圧巻でありすばらしい
行けども行けども砂漠の風景ということを伝えたいのはもちろんわかる
だったらもっと普通の風景からスタートすればよかったのでは?

が、わかる

基本的にどんな商売も売れている間はその手法を変える必要はないのだ

気に入った俳優と気に入ったロケ地で同じタイプの映画を作っていることで
いいのだと思う
何度も同じロケ地で撮っているからこそいいショットが撮れるのだろう
それにしても乗馬技術がすごくて馬に乗って移動できる時代に戻りたいなどと思ってしまった

次回の発作の際は、
ぜひ代表作「駅馬車」で勝負!

The_searchers_Ford_Trailer_screenshot_(crop).jpg
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筋トレ

2013/04/04(Thu) 21:15
去年の秋に始めたタンゴは結局あっという間にやめてしまった
やっぱり一人でできない習い事はなにかと面倒が多い
人間関係も難しい
また週に2回も習い事に行くこと自体がかなり難しいこともわかった

やっぱり
週一筋トレ、バレエ一本

一人で行ける
満足感がある
週に二回行かないと上達は難しいと思う
が、上達はしなくても誰にも文句は言われない

かれこれ2年以上続いていることだけでも
飽きやすい私にはすごいことでもある
先生が素敵で彼女のレッスンを受けるだけでも元気が出る
新しい生徒の名前をすぐ覚えて忘れない

バレエの効能は以前も書いたかもしれないけど
外反母趾で足のアーチがない私は歩くとすぐに疲れて足が痛かったのだが
バレエを始めて以来もう全く問題なくなって何時間でも歩ける
靴選びも昔は大変だったけどそれも俄然楽になった

のらりくらりと続けていくか・・・

筋肉は一日にしてならず
少しづつ鍛えていかないといけないのだなと
一週間ぶりのバレエから帰ってくるたびに思う

それにしてもいつになったらきれいに回ることができるようになるんだろう?

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Author:naokozo
インテリアデザイナー
モントリオール在住
釣りにきのこ狩りに大忙し

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