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WABI SAVIE QUEBEC

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政治力

2012/06/21(Thu) 23:46
私はケベックのプロインテリアデザイナー協会に所属している
それが今年からインテリアデザイナーオブカナダとも合体して
今までよりサービスも勉強会もこころなしか増えた

この協会が発足して10年会員720人
今夜はそのお祝いをするための集まりがあったのだけれど
本当の目的は特別法77号への対応
ケベックの最近の常套句になりつつある特別法
まだ決定ではないものの
これがきまるとインテリアデザイナーの仕事の管轄に影響が出る
要は以前は建築家なしでもやっていけた規模のプロジェクトも
この法律で建築家が参加せざるを得ない確率がずっと増えることになる
建築家以外で図面を書いている人にとっては非常に不利な法律である
20代にもっと勉強して建築家のタイトルをとっておくべきだったと反省
ここでは建築家とインテリア・デザイナーの間に少なからず確執があり
インテリアデザイナーは建築家がインテリアデザイン界に入りすぎこみている割には
ディテールまではきちんと作れていないことが多いと思っていて(実際そういうのもある)
建築家は多分そんなインテリアザイナーをウザいルーザーだと思っているのであろう

協会はずっとケベック州にこの協会の存在をアピールしてきたが
それをずっと無視してきた建築家連合と近しい官僚がこの法律の裏側にいるらしい
やはりそこらへん政治力がないといけない
建築家は遠い昔から政治とかなり関わってきた存在である

建築家が一般的に躯体に関してプロであることは間違いないし
彼らが責任を負うのであるからある意味ではこの法律はすべての人を守ることにはなるであろう
ただし現場経験の多いインテリアデザイナーは学校を出たての建築家よりは
ずっといろいろなことを知っている
過去25年以上働いてきたデザイナーに対してどんなにいい設計をしても
建築家の版がなくてはいけないといって自分の図面を書き直されるとしたら
それは屈辱でしかないだろう
人生経験の少ない人にはできるものに限りがある
設計とは経験と想像力だ
十把一絡げというのはいただけない
クライアントにとってはデザイナーと建築家とダブルで支払わなければならないとしたら
それでは建築家に全てお願いしようかと思う事にもなるかもしれない

会の最後の方はそこでいったいこの法律に対して私達には何ができるであろうかという
議論だったのだがかなり熱く盛り上がっていた
前回の白々しい感じとは打って変わって・・・
これはやはり学生が反抗していることを横で見て
そこに同意できなかったらきちんと参加して反対する
これが当たり前になってきてる風潮が下地にあるように感じる

ただしこの法律も次の選挙の結果によってはそのまま廃止される可能性もある

ちなみにサイロその他農業関連の建物にはこの法律は適応しないようで
これもまた政治力のあるところから多分圧力がかかっているようである

こうなったら、オールドモントリオールのサイロでも改造して協会の事務所でも作って
マニフェストしたらいいのに・・

(使う用途が変わって不適切じゃないってすぐ却下だろうけど・・・)



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Author:naokozo
インテリアデザイナー
モントリオール在住
釣りにきのこ狩りに大忙し

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